中学校の授業でも習う2の倍数、3の倍数などの見分け方(見つけ方)のおさらいです。
このページでは基本となる、2,3,4,5,9の倍数の見つけ方をまとめています。
これは一番カンタンですね。
下1桁が0,2,4,6,8なら2の倍数です。
3の倍数はそれぞれの位の数を足して判定します。
例えば、106734なら、1+0+6+7+3+4=21。
21は3で割り切れるので、106734は3の倍数となります。
(なお、3で割り切れるというのは、3の倍数と同じ意味です。)
4の倍数かは下2ケタで判定します。
例えば、910736なら、下2ケタ「36」が4で割り切れるので4の倍数です。
下2ケタが「00」の場合、793700のようなときも4の倍数です。
5の倍数の判定方法もカンタンです。
下1桁が0か5であれば5の倍数です。
3の倍数の見分け方と似ているのが9の倍数の見分け方です。
3と同じようにすべての位の数を足して判定します。
例えば、1784034なら、1+7+8+4+0+3+4=27。
27は9で割り切れるので、1784034は9の倍数です。
2,3,4,5,9の倍数の見分け方は次の通り。
下1桁で判定するのが「2」と「5」の倍数。
下2桁で判定するのが「4」の倍数。
すべての位の数を足して判定するのが「3」と「9」の倍数。
問題演習で確認してみましょう。
次の中から3の倍数と4の倍数をすべて選びなさい。
(ア)12345(イ)67890(ウ)22222(エ)10101
(オ)54321(カ)74151(キ)51773(ク)47781
(ケ)15700(コ)93072
次の中から5の倍数と9の倍数をすべて選びなさい。
(ア)12345(イ)67890(ウ)22222(エ)10101
(オ)54321(カ)74151(キ)51773(ク)47781
(ケ)15700(コ)93072
確認問題(1)と確認問題(2)で選択肢(ア)〜(コ)が同じことに気がつきましたか?
ココに気がつくと答えを出すのがカンタンになります。
3の倍数と9の倍数はすべての位の数を足して判定します。確認問題(1)で、(ア)から(コ)まで足した数をメモしておけば、それをもとに確認問題(2)の回答ができます。
わざわざ(1)でも(2)でも足す必要はありません。
解き始める前に問題の全体像を見るクセをつけましょう。