【練習問題】
次の5人のテストの平均点を求めなさい。
Aさん | Bさん | Cさん | Dさん | Eさん |
---|---|---|---|---|
78点 | 87点 | 73点 | 84点 | 68点 |
「平均を求めなさい」という問題は中学数学では定番ですよね。上の練習問題ではテストの点数でしたが、身長だったりゲームをした後の得点だったりといくつかのパターンがあります。
まずは小学生レベル(算数)の復習から。
平均の求め方=合計値÷個数
これは大丈夫ですよね。
上の練習問題では、78+87+73+84+68=と計算するのが小学生の計算方法です。中学生なら、もっとスマートな計算方法を使うことができます。
仮の平均点を出してしまって、その点数に対するプラスマイナスを計算する方法を覚えましょう。正負の数を習った中学生だからこそできる暗算方法です。
仮の平均点の出し方はパッと見た感じでOK。
上の練習問題なら80点とします(80点以外でもOKです)。
仮の平均点(80点)に対するプラスマイナスを求めると下記の通り。
Aさん | Bさん | Cさん | Dさん | Eさん |
---|---|---|---|---|
−2点 | +7点 | −7点 | +4点 | −12点 |
このプラスマイナスを合計します。
(−2)+(+7)+(−7)+(+4)+(−12)=−10
5人の合計が「−10」となります。
これを5で割って一人あたりに計算すると、−10÷5=−2となります。
つまり、仮の平均点80点に対して、一人あたり−2点というわけです。
なので、80−2=78点が5人の平均点となります。
2つの計算式を比べてみてください。
正負の数に慣れていれば下のほうがカンタンですよね。
また、計算ミスもしにくいのが下の計算式です。
平均を求める問題は中学数学では頻出です。数が多くなるほど、このテクニックを使ったほうが効率的ですので、ぜひ覚えておきましょう。