63×67を2秒で解く暗算方法
次の計算を2秒でせよ。
(1)63×67
この2桁の掛け算は九九2回で答えを出すことができます。
九九2回とは、1ケタ同士のかけ算2回という意味です。
すべての2桁の掛け算で使えるワザではないのですが、特定のパターンの数字の場合に有効です。知ってると自慢できる暗算テクなので覚えておきましょう」。
十の位が同じ数字で、一の位を足すと10
今回の暗算が使えるのは、十の位が同じ数字で、一の位の数字を足すと10になる2ケタの掛け算です。「63×67」は、十の位が「6」、一の位は「3+7」で「10」になります。
このような2つの数字の掛け算のときにできる暗算です。
九九(一ケタのかけ算)2つで解ける
暗算方法は下記の通り。
(文字を読むのが面倒な人向けに図も下に掲載しています。)
1.十の位の数の片方に1を足して、もう片方の数字と掛ける
⇒ (6+1)×6=42
この数字が千の位と百の位の数になります。
答えは、42※※ということ。
2.一の位同士をそのまま掛ける
⇒ 3×7=21
この数字が十の位と一の位の数字となります。
上で求めた千の位、百の位の数字にあわせたものが答え。
63×67=4221となります。
解き方
暗算方法を図にすると下記のようになります。
カンタンですよね。
先に「千の位、百の位」と「十の位、一の位」が別々に求められるので、かけ算(九九)の結果を並べて書けば、それがそのまま答えになってしまいます。
知っておトク、知らなきゃソンする計算ワザです。
上記のパターンにあてはまる数字ならすべてこの方法で計算できます。
- 38×32=1216
- 53×57=3021
- 74×76=5624
九九ができれば誰でも出来る計算テクニックです。
ぜひ、覚えておきましょう。
十の位が同じ数字で、一の位を足すと「10」になる数字の掛け算公式
- (1)十の位の数字の片方に1を足して、十の位同士を掛ける
- (2)一の位同士を掛ける
- (3)(1)の答えが千、百の位、(2)の答えが十、一の位の数となる