次の計算を2秒でせよ。
(1)36×76
十の位と一の位が逆になっている「63×67」の暗算方法は説明しました。
(参考記事:63×67を2秒で解答)
逆にした36×76の場合にも使える暗算方法があります。
今回の暗算が使えるのは次の2つの条件を満たす2ケタの掛け算です。
「36×76」は、十の位の数字「3+7」が「10」となり、一の位の数は同じ「6」。
なので、2つの条件が成り立っています。
図にして確認すると下記のような感じです。
2ケタ×2ケタの掛け算を1ケタ同士の掛け算2つにして解きます。
(文字を読むのが面倒な人は以下は読み飛ばして、下記の解き方図をチェック!)
1.十の位の数字同士をを掛ける
⇒ 3×7=21
2.上で求めた答えに一の位の数を足す
⇒ 21+6=27
この数字が千の位と百の位の数になります。
答えは、27※※ということ。
3.一の位の数字同士を掛ける
⇒ 6×6=36
この数字が十の位と一の位の数字となります。
上で求めた千の位、百の位の数字にあわせれば答え。
36×76=2736となります。
この暗算方法を図にするとこうなります。
ちょっと複雑に思うかもしれませんが、慣れればカンタンです。
十の位の数を掛けた後に、一の位の数を足すのがポイント。
ここさえ覚えてしまえば、あとは九九(一桁の掛け算)だけです。
「十の位を足すと「10」、一の位は同じ数字」ならすべてこの方法で計算できます。
逆パターン(十の位が同じで、一の位を足すと10)の暗算方法と勘違いしないようにしましょう。やってしまいがちです。逆パターンは「1」を足してから十の位同士の数を掛けます。
十の位を掛けてから、一の位を足すのと混同しやすいので気をつけてください。
整理しておきます。