中学数学で2ケタの割り算をカンタンにするテクニック
●●÷12など2ケタ以上の数で割る割り算をカンタンにする方法を紹介します。
実生活でも年間合計から月あたりの平均を出すときなどに使えるワザです。
2ケタの割り算を1桁の割り算に変換する
例題から見ていきます。
次の計算をせよ。
(1)3048÷12
これを12で割ろうとすると計算が面倒です。
「÷12」なのに12で割らないとなると、どうするのでしょう?
「÷12」を「÷6」「÷2」の2段階に分けます。
2ケタの割り算を、1桁の割り算2回にしてしまうというものです。
- 3048÷6=508
- 508÷2=254
これが答えです。
12で割るよりシンプルで計算ミスもしにくいのがイイところ。
「÷6」「÷2」で説明しましたが自分にとって割りやすい組み合わせでOK。
「÷12」を分解すればいいので、「÷3」「÷4」でも同じです。
- 3048÷3=1016
- 1016÷4=254
3回以上に分けてもOK
2ケタの割り算を1桁の割り算2回にする方法を紹介しましたが、3回以上に分ける方法もあります。例えば、「÷18」を「÷3」「÷3」「÷2」にするなど。
大きな数字で割る場合は、何回かに分けてみてください。
倍数の見つけ方をマスターしておく
このワザを使うために必要なのが倍数の見つけ方をマスターしておくことです。
この数字は何で割り切れるのかを判断するのに倍数の見つけ方が役に立ちます。
下記の記事を参考にマスターしておきましょう。
2ケタの割り算をカンタンに解く練習問題
練習問題です。
2ケタの割り算を1ケタの割り算に変換して計算してみてください。
- (1)6354÷18
- (2)1638÷21
- (3)3712÷64
1ケタの割り算に変換する方法は1つではありません。
自分がやりやすい(計算ミスしにくい)方法でやってみてください。
解答例
(1)6354÷18=6354÷9÷2=353.
⇒「63」と「54」がともに9の倍数だと気がつくと早いですね。
(2)1638÷21=1638÷3÷7=78.
(3)3712÷64=3712÷2÷2÷2÷2÷2÷2.
⇒地道に÷2を繰り返す方法もあります。